日本言語学会第145回大会プログラム

日本言語学会第145回大会

プログラム

大会プログラム(PDF版)
口頭発表・ポスター発表要旨
日本言語学会第145回大会ポスター(PDF版)

3連休中でホテルが取りにくくなっております。お早めの予約をお願いします。

期日: 2012年11月24日(土)・25日(日)
会場: 九州大学箱崎キャンパス(福岡県福岡市)
予稿集 2,000 円(予定)
大会中、保育室を設置する予定です(詳細はこちらから)。

11月24日(土)

13:00-17:20 口頭発表
18:30-20:30 懇親会

11月25日(日)

10:00-12:00 ワークショップ
12:00-13:00 ポスター発表
13:00-13:20 挨拶・日本言語学会学会賞授賞式
13:20-16:40 公開シンポジウム

公開シンポジウム

「文構造はどこまで意味を表しているか」

言語が階層的な構造を持ち、言語の意味はその構造に基づいて決まるということはおそらく誰もが認めることであろう。また、言語に音形と意味の二面性があるということも多くの人が前提としている。しかし、音形と意味を結びつける際に、統語論が作る構造がどのような役割を果たしているのかは自明ではない。つまり、問題は、観察された「意味」のどの部分が統語論が生成する構造により決定されていると想定するべきか?ということである。本シンポジウムでは、人間の脳の中に、語彙項目の集合から統語構造を構築するシステムが存在する(つまり、統語論が構造表示を生み出す)という仮定を受け入れているが、それに対するアプローチが大きく異なる3人の研究者が、この問題についてどのように考えているかについて、それぞれの見解を述べ、その違いを議論することを通じて、この問題に対する理解を深めたい。

企画 田窪 行則(京都大学)・上山 あゆみ(九州大学)
司会 田窪 行則(京都大学)
竹沢 幸一 (筑波大学)「日本語モーダル述語文における構造と意味の対応とズレ」
上山 あゆみ(九州大学)「統語意味論:構造と意味の対応とズレ」        
定延 利之 (神戸大学)「述語の格体制からみた構造と意味の対応とズレ」