第1回~第50回大会プログラム詳細

第1回創立大会(昭和13年5月28日)東京帝国大学法文経第三十六番数室

講演 
言語学と文献学福島 直四郎
鴨と哉柳田 国男
寺及び仏の語源白鳥 庫吉

第2回講演会(昭和13年12月3日)東京帝国大学法文経第三十七番教室

講演 
支那奥地の方言に就いて後藤 朝太郎
南島方言と東北方言との交渉宮良 当壮

第2回大会(昭和14年5月13日)東京帝国大学法文経第三十六番教室

講演 
アリストテレースに於ける言語問題小林 淳男
古代爪哇語の発生と発展浅井 恵倫
国語学史と上田萬年先生金田一 京助

第4回講演会(昭和14年11月18日)東京帝国大学法文経第三十七番教室

講演 
人としての Otto Jespersen市河 三喜
ビューラーの言語三機能説神保 格

第3回大会(昭和15年5月11日)東京帝国大学法文経第二号館第三十六番教室

講演 
内南洋の言語について泉井 久之助
南方産動植物の本邦名を通じて見たる古代文化の系統松本 信広
鷹詞について福井 久蔵

会員研究発表会(昭和15年11月2日)東京帝国大学法文経第二号館第三十七番教室

研究発表 
「こよみ」の語源につきて久保 秀次郎
国語に於ける文章論とセンテンスの形式徳田 政信
漢字の科学的研究水谷 亀三郎
日本語の母音と子音の性質宮内 玉子
英語の乱雑と日本語の乱雑岡野 久胤

第4回大会(昭和16年5月10日)東京帝国大学法文経第二号館第三十六番教室

講演 
構文と文脈佐久間 鼎
風の名と雲の名新村 出

第7回講演会(昭和16年10月11日)東京帝国大学法文経第二号館第三十七番教室

講演 
洪牙利民族とその言語今岡 十一郎
比較方法に於ける共通基語再建の可能性について高津 春繁

第5回大会(昭和17年5月9日)東京帝国大学法文経第三十六番教室

講演 
印度支那語族の故土(東南アジア民族移動史の試論)松本 信広
言語の力学(俳句の文的構成について)荻原 井泉水
母音変化と音声哲学の諸問題千葉 勉

第9回講演会(昭和17年10月10日)東京帝国大学法文経第三十七番教室

講演 
動詞のアスペクトについて井桁 貞敏
馬来語の発達朝倉 純孝

(この間,戦時下にありて不詳)

第8回大会(昭和21年5月18日)東京大学

講演 
一般文法の構想中島 文雄
言語学者としての林語堂魚返 善雄

第15回講演会(昭和21年10月5日)東京大学

講演 
言語美学雑考小林 英夫
言語機能についてのワダ・サクマ学説佐久間 鼎

第1回例会(昭和21年12月4日)東京大学

国語問題と言語史観時枝 誠記

第2回例会(昭和22年3月15日)東京大学

国語の音韻体系とローマ字のつづり方服部 四郎

第16回講演会(昭和22年5月3日)東京大学〔国語学会と共同主催〕

講演 
アメリカ言語学界の最近の発展A. M. Halpern

第9回大会(昭和22年5月17日)慶応義塾大学

講演 
自国語と外国語西脇 順三郎
国語ウル(売)カフ(買)などの語源について安藤 正次

第3回例会(昭和22年6月14日)東京大学

標準語の問題金田一 京助

第18回講演会(昭和22年10月11日)東京大学

講演 
英語史の構造佐々木 達
副詞と叙述語折口 信夫

第4回例会(昭和23年3月13日)東京大学

法社会学と言語川島 武宜

第10回大会(昭和23年5月13日)京都大学

講演 
エトルスク語研究の現状野上 素一
助辞について吉川 幸次郎
散文の形態泉井 久之助

第20回講演会(昭和23年10月23日)東京大学

講演 
国字問題について中島 健蔵
玄應『一切経音義』の反切について三根谷 徹

第11回大会(昭和24年5月21日)東京大学

講演 
英語史の観点厨川 文夫
方言区画論と方言周圏論東條 操

第2回会員研究発表会(昭和24年11月19日)東京大学法文経2号館37番教室

研究発表 
長野県木曾地方におけるサ行イ音便形とヨに終る命令形の分布池上 二良
言語のフォークローア池田 弥三郎
条件反射としての言語活動大久保 忠利
ルッター独語における否定の特色塩谷 饒
琉球語より観たる古代日本語宮良 当壮

第12回大会(昭和25年6月3日)東京大学法文経2号館37番教室

講演 
近代イタリア語の語彙的文法的進化野上 素一
記述言語学の将来浅井 恵倫

第23回講演会(昭和25年10月21日)京都大学

講演 
語順について泉井 久之助
古代ギリシア方言の消滅高津 春繁
中世ペルシア語について伊藤 義教

第13回大会(昭和26年5月26日)名古屋大学

講演 
言語効果の測定について小林 英夫
反切の起源小川 環樹
米国における日本語研究山極 越海

第1回東京例会(昭和26年10月7日)東京外国語大学

ハンガリー語の母音調和について徳永 康元

第2回東京例会(昭和26年11月3日)東京大学

古代日本語の母音調和について大野 晋

第25回講演会(昭和26年11月17日)東京教育大学

講演 
ろう児の言語発達佐藤 則之
所謂心理的主部及び述部について神保 格

第3回東京例会(昭和26年12月1日)早稲田大学

トルコ語の母音調和について柴田 武

第4回東京例会(昭和27年2月2日)東京教育大学

ツングース語の母音調和について池上 二良
朝鮮語の母音調和,及び母音調和一般について河野 六郎

第5回東京例会(昭和27年4月5日)東京都立大学

フランス語のテンスとアスペクト川本 茂雄

第6回東京例会(昭和27年5月10日)慶応義塾大学

ロシア語のアスペクト井桁 貞敏

第14回大会(昭和27年6月14日)東京大学法文経37番教室

講演 
欧州言語学界瞥見前田 護郎
敬 語金田一 京助

故有坂博士追悼講演会(昭和27年6月15日)東京大学法文経29番教室〔国語学会・日本音声学会と共同主催〕

講演 
有坂博士の思い出金田一 京助
奈良時代のヌとノの万葉仮名について大野 晋
有坂博士と重紐論河野 六郎
有坂秀世博士と音声学研究大西 雅雄

第7回東京例会(昭和27年7月5日)順天堂大学

ギリシア語のアスペクト高津 春繁

第8回東京例会(昭和27年10月4日)学習院大学

アイヌ語の動作態金田一 京助

第27回講演会(昭和27年11月1日)京都大学図書館〔新村会長喜寿祝賀記念講演会〕

講演 
南洋の言語と日本語泉井 久之助
長崎創刊拉語講義吉町 義雄
新村先生と国語学金田一 京助

第9回東京例会(昭和27年12月6日)東京外国語大学

意味に関する一考察服部 四郎

第10回東京例会(昭和28年2月7日)国学院大学

語義の分類について林 大

第11回東京例会(昭和28年4月4日)東京都立大学

言語過程説に於ける意味時枝 誠記

第15回大会(昭和28年5月23日)早稲田大学大学院講堂

講演 
フォネームに関連して川本 茂
児童の言語江 実

第12回東京例会(昭和28年6月6日)東京教育大学

言語行動と意味熊沢 龍

第13回東京例会(昭和28年7月4日)東京大学

否定表現について泉井 久之助

第29回講演会(昭和28年10月24日)南山大学講堂

講演 
フランス語の明晰性 ―英語との比較―前島 儀一郎
What Linguists have to Tell us about Foreign Language TeachingF. Giet
言語比較の確率と其の数理的処置浅井 恵倫

第14回東京例会(昭和28年11月7日)順天堂大学

意味について池上 鎌三

第15回東京例会(昭和28年12月12日)上智大学

意味行動の発生波多野 完治

第16回東京例会(昭和29年2月13日)慶応義塾大学

精神病理学と言語宮城 音弥

第17回東京例会(昭和29年4月10日)国学院大学

象徴機能について築島 謙三

第16回大会(昭和29年5月14日)学士会館

講演 
言語学者の手紙市河 三喜
Significance of Sanskrit StudiesL. ルヌー

第18回東京例会(昭和29年6月12日)学習院大学

言語価値について小林 英夫

第19回東京例会(昭和29年7月3日)東京外国語大学

言語構造と語彙の借用亀井 孝

第20回東京例会(昭和29年10月2日)早稲田大学

言語境界線の諸問題前田 護郎

第31回大会(昭和29年10月31日)東京大学法文経37番教室

研究発表 
言語の場の意味論的考察斎藤 宣広
同音語に関する一考察堀井 令以知
記号としての手話 ―言語との対比について―岩井 隆盛
言語発達上に於ける対立より共同への傾向横山 辰次
意義素把握の態度川上 蓁
附属形式の下位分類 ―日本語を例として―日野 資純
古代英語における母音の「割れ」と c, g, sc のあとの二重母音川口 徳彦
Caragatsis の綴字法関本 至
チュルク語の長母音について竹内 和夫
トルコ語の人称柴田 武
日本語とアルタイ語との音韻対応村山 七郎
チベット語の本質について青木 文教

第21回東京例会(昭和29年12月4日)東京教育大学

日本における方言境界線金田一 春彦

第22回東京例会(昭和30年2月5日)東京都立大学

方言に関する二三の問題平山 輝男

第23回東京例会(昭和30年4月2日)上智大学

日本諸方言のアクセント柴田 武

第32回大会(昭和30年5月28日)京都大学楽友会館講堂

講演 
差異言語学の諸問題服部 正己
論理と言語野田 又夫
言語学上の価値概念について小林 英夫

第24回東京例会(昭和30年6月4日)順天堂大学

音声学に於ける新たなる研究分野千葉 勉

第25回東京例会(昭和30年7月2日)国学院大学

デンマーク語の特質森田 貞雄

第26回東京例会(昭和30年1O月8日)慶応義塾大学

鳥類の音声活動 ―記号論的考察―鈴木 孝夫

第33回大会(昭和30年11月13日)上智大学講堂

研究発表 
英語国民に対する(外国語としての)日本語教授に於ける諸問題小出 詞子
ノルウェー語における綴字法の問題 ―イプセンのノルウェー語と現代ノルウェー語との比較―信森 廣光
古代英語における軟口蓋閉塞音の硬口蓋化した時代の推定川口 徳彦
アクセント核とアクセント体系川上 蓁
国語行為者名詞の構造堀井 令以知
文型に関する一考察加藤 十久雄
文禄四年天草版拉葡日対訳辞書の編纂の過程について ―その対訳のしかたの統一性と多様性とからみる―島  正三
満洲語に於ける数詞の位置性上原 久
詞と辞安田 喜代門

第27回東京例会(昭和30年12月3日)法政大学

失語症井村 恒郎

第28回東京例会(昭和31年2月4日)東京外国語大学

意味論の新展開鶴見 俊輔

第29回東京例会(昭和31年4月14日)東京都立大学

言語と論理大森 荘蔵

第34回大会(昭和31年5月19日)宮城学院女子大学講堂

講演 
ことばの生い立ち小林 淳男
言語の構造とその変化高津 春繁
アイヌ語の本州方言について金田一 京助

東北地区研究発表会(昭和31年5月20日)宮城学院女子大学会議室

研究発表 
Pearl に於ける未来表現について酒井 倫夫
天草本平家物語の翻字について井上 章
近代英語における人称代名刺の格意識の一傾向について柴田 黎児
万葉集訓詁の一方法菊沢 季生
Syntax における Immediate Constituents 決定の原理と方法藤田 孝
「捷解新語」に見られる濁音表記大友 信一
安田徳太郎博士著『万葉集の謎』の批判 ―レプチャ語と日本語との関係―鬼 春人
講演 
音声の分析と合成佐藤 利三

第30回東京例会(昭和31年6月9日)早稲田大学

言語に対する一つの見方渡辺 修

第31回東京例会(昭和31年7月7日)学習院大学

国語の表記W. A. グロータース

第35回大会(昭和31年11月18日)国学院大学図書館

研究発表 
言語行動の特質湊 吉正
ÜBER DIE VOKALHARMONIE DES OSTSEEFINNISCHENTamotsu KOIZUMI
新蒙古文章語について小沢 重男
強調の種類川上 蓁
EINE SEMANTlSCHE ANALYSE DES HEBRAEISCHEN VERBS HĀYĀShinya MAKINO
西夏語音再構成の方法西田 龍椎
『武蔵野夫人』と『雪国』の文体小林 英夫

中国地区研究発表会(昭和32年5月25日)岡山大学法文学部

研究発表 
英語の母音構成日下部 文夫
後奈良院御撰『何曾』の分析河野 亮
THE MENTAL PROCESS IN SEMANTIC CHANGEYasuta IKEGAMI
13歳で聴力を恢復した聾児の言語高原滋夫・里見舜一
図書寮本文鏡秘府論に於ける字音声点柏谷 嘉弘
英語におけるアクセントの移動の傾向片山 嘉雄
講演 
南方民族の指紋ならびに血液型より見たる日本民族 ―時に南九州日本人について―三上 次雄

第36回大会(昭和32年5月26日)岡山大学法文学部

講演 
「聞えさせ給ふ」土井 忠生
マルコフ方法とその後浅井 恵倫

第37回大会(昭和32年11月17日)法政大学55年館531号室

研究発表 
OE. geweorþanに就いて ― ge- を中心として―丹羽 義信
Havelok the Dane の She について小林 智賀平
ÜBER DIE ERSÄ-MORDWINlSCHEN VOKALETamotsu KOIZUMI
ルーマニア語の定冠詞について ―その形態と用法―田中 春美
日本語の“文”構造 ―その巨視的解析―徳田 政信
拉葡日辞典の日本語における母音文代 ―特に ise osu について―河野 亮
尼門跡に残存する女房詞の性格堀井 令以知
助詞に関する二考察 ―A. 主語に続く「は」と「が」, B. 「を」―小出 詞子
現示法について小林 英夫

第38回大会(昭和33年5月24日)天理大学図書館講堂

講演 
形態論の立場から見た上代国語動詞活用組織江 実
東南アジアの言語相浅井 恵倫

関西地区研究発表会(昭和33年5月25日)天理大学図書館講堂

研究発表 
母音弁別についての一考察森本 佳樹
古代ゲルマン語における starke Verba と nomen actionis に関する一考察手嶋 竹司
ヒッタイト語等研究の近況岸本 通夫
シュメール語の動詞接頭辞に就いて吉川 守
チベット語とビルマ語におけるトネームの対応について西田 龍雄
現代朝鮮語母音の音感的特徴青山 秀夫

臨時講演会(昭和33年6月10日)東京大学文学部法文系36番教室〔英文学会と共催〕

講演 
Mycenaean GreekJ. Whatmough

臨時講演会(昭和33年7月1日)東京大学文学部法文系36番教室〔東大文学部と共催〕

講演 
アルタイ諸言語比較研究の方法論についてN. Poppe

第39回大会(昭和33年10月26日)中央大学会館

研究発表 
複合動詞の自他の関係小出 詞子
志摩方言特に鳥羽市石鏡イジカ町方言の音韻について早川 通介
言語障害児の実態佐藤 則之
蒙古語の過去の終止形動詞語尾小沢 重男
梵語とロシア語―印・伊共通基語の位置づけのために―鷲見 東観
Ic, Ich, I, Y in Havelok小林 智賀平
グロトクロノロジ所感浅井 恵倫

第40回大会(昭和34年6月14日)東京都立大学理学部大講義室

研究発表 
日鮮両語の音節構造の相違とその対応に現れた法則性について隈元 宣孝
ポルマク,ラップ語における無声破裂音と破擦音の音韻論的考察小泉 保
旧約ヘブライ語における corporeal idiom(身体的表現)について寺沢 芳雄
Sir Gawain & the Green Knight の一課題小林 智賀平
八丈島方言の音韻 ―中之郷方言の音韻を中心に―馬瀬 良雄
中舌母韻についてサクマ カナエ
古高地ドイツ語の萌芽母音とウムラウトについて小島 公一郎

第41回大会(昭和34年10月24日)神戸市外国語大学図書館

講演 
シェクスピアの言語観山本 忠雄
表現の効果について泉井 久之助

関西地区研究発表会(昭和34年10月25日)神戸市外国語大学図書館

研究発表 
ユーラシア語族の可能性について岸本 通夫
ロシア年代記(ラヴレンティー本)におけるアオリストと継続過去の用法菱山 忍
シュメール・アッカド辞典に於ける語詞採録の史的限界吉川 守
日鮮共通基語音韻体系比定のための二三の仮説長田 夏樹
機能的にみた英語の音節構造林 栄一

第42回大会(昭和35年5月21日)明治大学大学院2階南講堂

講演 
ロシア文語史に於ける二三の問題木村 彰一
ギリシアところどころ(スライド使用)高津 春繁

研究発表会(昭和35年5月22日)明治大学大学院2階南講堂

研究発表 
通時態と共時態岸本 通夫
古典アラビア語における否定の一問題牧野 信也
A Stylistic Problem in ME Studies小林 智賀平
17世紀初期のスペイン語の XJG 類の発音を示す一資料石綿 敏雄
方言の地域差と年齢差徳川 宗賢
The Phonemic Structure of the Bon-shio Dialect of Hainan (Chinese)橋本 萬太郎
中世蒙古語の動詞語尾の体系小沢 重男

第43回大会(昭和35年10月22日)大阪府立図書館講堂

講演 
言語のかたちと思惟の形泉井 久之助
文字以前の言語生活金田一 京助

研究発表会(昭和35年10月23日)大阪大学医学部3号大講義室

研究発表 
ノヴゴロド原初年代記シノダーリ写本における形容詞長語尾と短語尾の機能に関する一考察山口 巌
The Syntactical Structure of Japanese ― based on Pike’s Tagmemics―Fumiko KOIDE
中世蒙古語の動詞語尾 -la’a ~ -le’e と -lu’a ~ -lu’eについて小沢 重男
Whatmough の選択変異について蛭沼 寿雄
古代イースランド語の特徴について今川 太郎

第44回大会(昭和36年6月3日)関西学院大学社会学部2階第2教室

講演 
意味のはなし亀井 孝
ことばのこころ楳垣 実

研究発表会(昭和36年6月4日)関西学院大学社会学部2階第2教室

研究発表 
戦後ドイツの Sprachmode荒木 泰
「日本一鑑」の音注表記大友 信一
名は体をあらわすか? 一商店名による職種のわかりやすさについての実験的研究―早川 通介
A Study on AO in Early ME & The Development of the Standard English小林 智賀平
アラビア文語における強意文形式 ―その語源的および言語構造論的解釈―矢島 文夫
現今朝鮮における日朝言語系統関係の研究概況塚本 勲

第45回大会(昭和36年10月21日)静岡大学文理学部内法経短期大学講義室

講演 
言語意識の二重構造性鈴木 孝夫
音韻概念の発達鳥居 次好

研究発表会(昭和36年10月21・22日)静岡大学文理学部内法経短期大学大講義室

研究発表 
タングート語音韻論橋本 萬太郎
ペルム語の受動形とその原型小泉 保
A O in Two Anglo-Saxon Chronicles小林 智賀平
雲の研究 ―その語の客観的実体性の把握をテーマとして―中田 武司
日本の「やまと」とJapan畑中 友次
国号「日本」の起り寺尾 平一
イヌからネコヘ ―ある方言地図の解釈―加藤 正信
口語学入門書の記述方式について日野 資純
空間的な量をあらわす形容詞宮島 達夫
日本語のムード表現徳田 政信

第46回大会(昭和37年6月2日公開講演・6月3日研究発表)東京教育大学

1. 公開講演 
ダンテの言語観野上 素一
ヨーロッパにある満洲語文献について (終了後8ミリ上映)池上 二良
2. 研究発表 
骨格と言語富永 道夫
発音錯倒の問題原田 正春
古代ジャワ史 Nāgarakṛtāgama におけるサンスクリット借用語について西脇 博
高句麗語資料および若干の日本語・高句麗語音韻対応村山 七郎
西夏国字典同音の同居韻について橋本 萬太郎
ある地域社会内での学童のアクセント変化馬瀬 良雄
ベンガル語の音韻青柳 精三
存在・性状・判断の表現の言語理論サクマ・カナエ

第47回大会(昭和37年10月27日公開講演・10月28日研究発表) 金沢大学法文学部

1. 公開講演 
機械翻訳は可能か浅井 恵倫
意味の問題山ロ 秀夫
2. 研究発表 
Hova 語音韻体系黒川 洋
クメル語のサンスクリット要素福田 権一
アラビヤ語動詞意味構造の一問題牧野 信也
節用集の門の配列についての一考察佐藤 茂
お湯殿の上の日記の文体堀井 令以知
þæt in Anglo-Saxon小林 智賀平
ハィデッガーとヴィットゲンシュタインの言語観レンメルヒルト

第48回大会(昭和38年5月18日公開講演・5月19日研究発表)東京外国語大学

1. 公開講演 
国際語について神保 格
Syntax についての二・三の考察佐々木 達
Aufgaben und Methoden der Türkischen PhilologieA. von Gabain, 村山七郎通訳
2. 研究発表 
韻鏡第一・第二両転の「開・合」について平山 久雄
日本語の語頭の s の源流について小沢 重男
現代日本語の従属句の分類南 不二男
オロン・スメ出土シリア文字碑文の解読村山 七郎
日本語母音の周波数分析にみられる個人差和山 和儀
セム語における《 x の親》,《 y の子》という表現について矢島 文夫
イスパニア語重母音 -ie,-ueと子音延長近松 洋男
A Discovered New Form in A. S.小林 智賀平
存在と措定との表現について ―ヨーロッパ語法と日本語法との対照比較を試みる―佐久間 鼎

第49回大会(昭和38年11月9日公開講演・11月10日研究発表)九州大学

1. 公開講演 
二重主語の現象泉井 久之助
Some Recent Trends in American LinguisticsBert Alfred Gerow, 吉田禎吾 通訳
2. 研究発表 
日本語の Internal Juncture について板倉 武子
隠岐島五箇方言の伝聞表現法神部 宏泰
Introduction to Prosodic AnalysisJ. 0. Gauntlett
南太平洋(ポリネシヤ)の現地調査報告 ―トケラウ語の輪郭―小田 真弘
イタリア語における定冠詞と無冠詞に関する研究 ―島の名前について―古浦 敏生
モンゴル語における「2」を意味する語」 jirin と qoyar について小沢 重男
「水」と「氷」 ―沖縄北部方言アクセント調査語い―日下部 文夫
Sammlung Asch の日本語辞典村山 七郎

第50回大会(昭和39年5月16日公開講演・5月17日研究発表)国際基督教大学

1. 公開講演 
美学と文体論小林 英夫
Danish vowel SystemNiels A. Ege
2. 研究発表 
信飛国境の言語分布小林 滋子
補助動詞の問題点吉川 武時
米語 Nominal Phrase のStyle牧野 成一
Proto-Austronesian *beŋ[i‘]‘night’について土田 滋
朝鮮語の「濃音」の物理的性質梅田博之・規子
古教会スラヴ語の形態論における y-2,i-2,č-2栗原 成郎
J. L. Weisgerberの動的言語観について倉又 浩一
タイ語からみたシャン語北部方言大野 徹
横浜方言の 1879~1964 の推移浅井 恵倫