『言語研究』144号特集論文募集

『言語研究』144号(2013年9月刊行予定)では「言語学と哲学」というテーマで特集論文を募集します。原稿締め切りは2012年12月31日です。
 言語学は科学であると言われることがあります。確かに、現象のよりよい説明を求める営みはまさしく自然科学の営みそのものだと言えるでしょう。しかし、言語現象の分析が急速な深化・専門化を見せているいっぽうで、言語学の方法論や基本概念を (科学) 哲学的な観点から問い直す研究はあまり行われていないように思われます。また、このことが、他の領域の研究者に「言語学は難しい」という印象をもたれる一因となっているようにも思われます。本特集では、言語現象の分析の前提となる方法論や基本概念自体を批判的に検討する研究をはじめとして、言語学の成立基盤を哲学的に広く問い直す研究を募集します。

『言語研究』編集委員会