日本言語学会第159回大会
期日:2019年11月16日(土)・17日(日)
会場:名古屋学院大学(愛知県名古屋市)
会長:田窪行則
大会運営委員長:山越康裕
大会実行委員長:今仁生美
大会プログラム(PDF版)1.28MB
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予稿集一括ダウンロード(159.zip)45.2MB
※公開シンポジウムに登壇される松尾豊先生のハンドアウトは、下記シンポジウム概要にあるリンクよりダウンロードしてください。
※紙媒体の予稿集は頒布しません。大会直前・当日はアクセスが集中しますので、予稿集は事前にダウンロードしたうえでご参加ください。
大会参加費は一般会員 2,000円,学生会員 1,000円,一般非会員 3,000円,学生非会員2,000円です。ただし2日目の公開シンポジウム(下記)は無料でご参加いただけます。
●公開シンポジウム(11月17日)
「AIによって揺さぶられる言語理論 ―意味論の観点から―」
形式意味論は、モンタギュー以来、論理学を中心とする言語分析を推し進め、あたかもそれが意味の研究であり、また研究の結果はAIなどの隣接分野の研究に直接寄与するはずだという素朴な信念のもとに研究が進められてきた。しかしながら、最近のAIの研究、とくにディープラーニングの登場により、意味論ひいては言語理論は大きく揺さぶられている。場合によっては論理学による分析は不要となるだけでなく、従来の言語理論では扱えないような人間のことばの側面が、視覚や学習が高度化したAIの世界で扱われ発展する可能性があるからである。AIの世界における「意味」とは何を指すのか。言語理論はAIを下支えするような理論やアイデアを提供できるのか。そういった問題をフロアからのご意見も交え、活発に議論したい。
<司会・趣旨説明>
今仁生美(名古屋学院大学)
<登壇者>
中島秀之(札幌市立大学)
「「AIは生活していない」の意味について」
松尾豊(東京大学)[松尾先生ハンドアウト]
「深層学習で意味の深みへ」
鍋島弘治朗(関西大学)
「こころから見た意味論―シミュレーション理論とフレーム意味論とメトロン君―」
窪田悠介(国立国語研究所)
「理論言語学に未来はあるか?」