第168回(2024年春季)大会の大会発表賞

磯野 真之介 氏 (共同発表者:梶川 康平氏、⼤関 洋平氏)

「日本語大規模読み時間コーパスにおける記憶の負荷の CCG によるモデリング」

 本発表は、組合せ範疇文法(CCG)が局所性効果を予測しうるという発表者自身が提唱する モデル(Category Locality Theory; CLT)について、日本語大規模データセットBCCWJ-SPR2 を用いて検証したものである。概ね肯定的な結果が得られ、文処理研究全般に大きな影響を 与える優れた研究であった。プレゼンテーションは明瞭であり、質疑応答も適切であった。

授賞式(第169回大会,11/9,北海道大学)