・曽根雅輝氏(共同発表者:広瀬友紀氏)
「名詞複合語連濁生起における、アクセント変化および同一モーラ連続の影響:発話実験による検討」
本研究は、複合語の後部要素におけるOCP (Obligatory Contour Principle) に関わる要因(同一モーラ繰り返しの有無)と、アクセント型(頭高 vs.平板型)の両変数が、連濁の生起に影響を及ぼすことを示した。仮説・予測・実験・結果・解釈という流れが非常に明確に示されており、実験の独創性があった。発表のしかたも整然としており、質疑応答もポイントを押さえたものであった。
授賞式(第150回大会,6/21,大東文化大学)