第168回 日本言語学会大会予稿集 目次
はしがき
…………ⅰ
会長就任講演 6月30日(日)13:00~14:00
▼会長就任講演(T-171教室)
会長就任講演
定延利之 …………1
公開シンポジウム 6月30日(日)14:10~17:00
▼公開シンポジウム(T-171教室)
「言語理論とフィールド言語学によるデータの接触点」
司会・趣旨説明:李 勝勲 …………2
S-1 「言語理論はフィールド言語学に資するのか:北米諸語の事例から」
内原 洋人 …………3
S-2 「フィールドで得た音声データと音韻理論の接触点:ベトナム語を事例として」
山岡 翔 …………5
S-3 「1970年代韓国朝鮮語咸鏡道方言の音響音声学的研究」
伊藤 智ゆき …………6
S-4 「スワヒリ語マクンドゥチ方言の記述における通時的視点」
古本 真 …………7
S-5 「パラメター駆動型アプローチによるバントゥ諸語類型論:フィールドデータに基づく一般化に向けて」
品川 大輔 …………8
S-6 「フィールドデータとコーパスに基づく日琉諸語の研究」
中川 奈津子 …………15
口頭発表 6月29日(土)13:00~16:00
▼A会場(T-229教室)
A-1 13:00~ イナリ・サーミ語の双数名詞句における一致について
長谷川 朝香 …………22
A-2 13:35~ チュヴァシ語における数量詞句と定形動詞の一致
菱山 湧人 …………29
A-3 14:20~ ソマリ語における 2 つの焦点構文により焦点化される構成素の統語的特徴
上野 瞭太 …………36
A-4 14:55~ ベトナム語の所有標識củaと所有者の類別詞使用について
王 丹 …………43
A-5 15:30~ 閩南語の声母/h/の実現形と声調の関係について
馬 楷煬 …………50
▼B会場(T-270教室)
B-1 13:00~ 発話連鎖効力をもつ終助詞「よ」「ね」に対する応答のエントロピーと自閉傾向の相関
鈴木 あすみ,幕内 充,小磯 花絵,中村 仁洋 …………56
B-2 13:35~ 日本語大規模読み時間コーパスにおける記憶の負荷のCCGによるモデリング
磯野 真之介,梶川 康平,大関 洋平 …………63
B-3 14:20~ アクセントの誤りがもたらす語の認知の阻害:意味プライミングによる検討
有賀 照道 …………70
B-4 14:55~ 日本語NPIの錯覚的認可はいつどのように起こるのか? ―容認性調査と脳波計測を用いて―
志村 瑠莉,矢野 雅貴 …………77
B-5 15:30~ 時間的制約の異なる5種類の文容認性判断実験による文法的錯覚の生起メカニズムの検証
峰見 一輝 …………84
▼C会場(T-328教室)
C-1 13:00~ 北琉球奄美大島方言における尊敬接辞-tïmor-の地域差と変化について
重野 裕美,白田 理人 …………91
C-2 13:35~ 琉球列島における遺伝系統樹と言語系統樹の比較に向けて-言語系統樹の客観的作成手法を検討する-
セリック ケナン,麻生 玲子,松波 雅俊 …………98
C-3 発表取り消しとなりました
C-4 14:55~ 『万葉集』二合仮名における母音挿入規則について
西村 康平 …………112
C-5 15:30~ 現代日本語における「のこと」と示差的目的語表示
横山 力玖斗 …………119
▼D会場(T-364教室)
D-1 13:00~ Make Sureにおける下位範疇化素性の動的な拡張
髙松 龍 …………126
D-2 13:35~ ボックス理論と移動要素の不可視性について
小野 竜大 …………133
D-3 14:20~ 日本語の格脱落現象の再考~分散形態論からのアプローチ
笠井 源 …………140
D-4 14:55~ 日本語の形容詞述語の項の統語的位置と格標示に関する一考察
森田 千草 …………147
D-5 15:30~ 英語における屈折形態素 三人称単数現在の-s の脱落の要因に関する計算言語学的分析
岡村 康平
ポスター発表 6月29日(土)16:20~17:50
▼ポスター発表(P会場 ダイアログハウス食堂)
P-1 中国語の形容詞述語文における統語的な制約について
岳 昱澎,小川 芳樹 …………154
P-2 Verum焦点と文強勢:中国語の副詞keの例から
伊藤 さとみ …………161
P-3 掲陽閩南語の後部変調におけるチェーンシフトと中和の様態
陳 凱僑 …………168
P-4 韓国語の-ki名詞化と-m名詞化の統語構造
葉 晨傑 …………175
P-5 現代朝鮮語における評価的意味を表す文法形式
黒島 規史 …………182
P-6 状態変化自動詞に受身を表す形式が後接するとき-韓国語-eci-構文の場合-
鄭 宇鎭 …………189
P-7 時間間隔における時間性とアスペクト性の交わり:韓国語の時間表現を中心に
川畑 祐貴 …………196
P-8 活格言語における栄紅羌語とAP配列
陳 韻雯,邱 暁石 …………203
P-9 属格主語が可能な言語の性質: 格パターンと述語同一性
牧 秀樹, ゼステルパ …………209
P-10 キルギス語における補助動詞構造 -(I)p jat- [-CVB.SEQ lie-] の文法化形式 -bat について
日髙 晋介 …………216
P-11 チェコ語の関係節における代名詞残留―直接目的語位置に着目して―
松山 芳瑛 …………223
P-12 セデック語の語順頻度:コーパスに基づく分析
楊 棟文,徐 小曼,小泉 政利 …………230
P-13 中心化理論によるセデック語の談話の分析:指示表現の実現と態に着目して
徐 小曼,楊 棟文,小泉 政利 …………237
P-14 イロカノ語の重⾳節重複のパターンに対する動機付け
山本 恭裕 …………244
P-15 現代モンゴル語の deer「上」の後置詞としての意味と用法 ―とくに与位格との対照から―
山田 洋平,バスバヤル ムンフダラム …………251
P-16 アラビア語チュニス方言の語りにおける末尾の文について
熊切 拓 …………258
P-17 前置詞から見るペルシア語の他動性 ―前置詞azに着目して―
永井 慧 …………265
P-18 A corpus-based approach to the reconstruction of Okinawan consonants in the 18th century
Chihkai LIN …………272
P-19 日琉祖語*sに対応する南琉球八重山諸語の破擦音から考える音変化の自然性
中澤 光平,麻生 玲子 …………278
P-20 九州方言における「行く」を表す動詞に見られる不完全な補充法:福岡県柳川市方言を中心に
松岡 葵 …………284
P-21 ケセン語におけるサル表現と自他交替動詞の共起可能性再考
新沼 史和,新沼 清歌 …………291
P-22 個人および生成AIの「が」・「の」主語嗜好性:文学作品と実験データに基づく初期研究
宮﨑 順大,牧 秀樹 …………298
P-23 日本語における無助詞項名詞句の生起に関わる情報構造的条件について
大島 デイヴィッド 義和 …………305
P-24 複合動詞(V1+V2)のV2に「始まる」・「続く」が生起する表現について-「Vされ{始まる/続く}」という表現を中心に-
森 貞 …………312
P-25 名詞重複における「数々」の示す解釈:Higher-Order Implicaturesを用いた分析
立野 寛太 …………319
P-26 日本語の動詞句分裂文と動詞句前置の統語的共通点
藤巻 一真 …………326
P-27 空間的場所表現の類型論: 通言語的に妥当な新定義とそれに基づいた理論的考察
水野 庄吾 …………333
P-28 日本語複動詞文における単節性と事象認知の関係:実証的アプローチ
印 雨琪 …………340
P-29 VP-nominalization in non-subject honorification in Japanese
Kyoko OGA …………347
P-30 日本語における固有名詞を修飾する数量詞:強意表現としての分析
於保 淳 …………354
P-31
No-da
construction and pragmatic presupposition
Shigeto KAMANO
ワークショップ 6月30日(日)9:30~11:30
▼ワークショップ1(A会場 T-229)
W-1 Ellipsis and Head Movement at the Syntax-Semantics-Pragmatics Crossroad: Japanese and Beyond
企画者・司会者:小林 亮一朗 …………361
W-1-1 Introduction
Ryoichiro KOBAYASHI
W-1-2 Argument ellipsis, pragmatic enrichment and head movement: Why is Japanese so special?
Yosuke SATO …………363
W-1-3 Head movement does not necessarily affect scopal relations: Arguments from syntax and semantics
Kenta MIZUTANI and Ryoichiro KOBAYASHI …………369
W-1-4 Where to draw lines between syntax and pragmatics in ellipsis: Licensing of null arguments and adjuncts in Japanese
Tomoya TANABE …………375
▼ワークショップ2(B会場 T-270)
W-2 世界の言語の示差的項標示: 要因と機能に注目して
企画者:鈴木 唯,諸隈 夕子 司会者:鈴木 唯 コメンテーター:諸隈 夕子 …………381
W-2-1 タガログ語の示差的目的語標示
長屋 尚典,林 真衣 …………383
W-2-2 ガレ語の示差的A標示
吉田 樹生 …………389
W-2-3 ティディム・チン語の示差的A標示
周 杜海 …………395
W-2-4 ベンガル語の示差的受領者項標示
石川 さくら …………401
▼ワークショップ3(C会場 T-328)
W-3 言語と非言語の時間生成―言語はなにをしているのか
企画者・司会者:嶋田 珠巳 コメンテーター:北澤 茂,川畑 祐貴 …………407
W-3-1 時間の理解の進化と発達
平田 聡 …………409
W-3-2 時間を表す文法と語彙の要素
鍛治 広真 …………413
W-3-3 時間知覚と談話における参照点移行
嶋田 珠巳 …………418
W-3-4 言語の脳内情報表現と時間スケール
西本 伸志 …………424
▼ワークショップ4(D会場 T-364教室)
W-4 使役事象の認知意味論:それは誰がしたことなのか
企画者:田中 太一 司会者:長谷川 明香 コメンテーター:西村 義樹 …………428
W-4-1 使役の事象構造を考える
長谷川 明香,田中 太一 …………430
W-4-2 日本語の無生物主語他動詞文の「結果性」―「風が窓を叩く」を中心に―
フルマノワ ポリナ …………436
W-4-3 トルコ語における(非意図的)許容使役
ヤイルオール オガン …………442
W-4-4 認知言語学は使役についてどう考えるべきか
田中 太一,松田 俊介,長谷川 明香 …………448
次回大会のお知らせ
…………奥付