第167回 日本言語学会大会予稿集 目次
はしがき
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公開シンポジウム 11月12日(日)13:00~16:00
▼公開シンポジウム(3階 D会場)
「「語」とは何か?― その多面性を探る」
司会・趣旨説明:沈 力
S-1 「言語類型論から見た「語」の多面性」
長屋 尚典 …………1
S-2 「単音節言語から見た「語」の多面性」
沈 力 …………7
S-3 「語彙意味論から見た「語」の多面性」
由本 陽子 …………13
S-4 「プロソディーから見た「語」の多面性」
窪薗 晴夫 …………19
口頭発表 11月11日(土)13:00~16:00
▼A会場(MK101 教室)
A-1 13:00~ カザフ語の
siyaqtї
「~ようである」は間接証拠性を表すのか
日髙 晋介 …………25
A-2 13:35~ ビジ語の分裂活格性
Mjesd'alpa GÛR GD'YEM (Zitong PENG) …………32
A-3 14:20~ 17世紀初頭のデンマーク語従属節における副詞句の配置とOV語順に関する調査—法律文書とレシピ本の比較から—
大西 貴也 …………39
A-4 14:55~ アミ語は本当に能格言語なのか
今西 一太 …………46
A-5 15:30~ サマルカンド・タジク語の過去分詞について
ファイズエワ ザリナ …………53
▼B会場(MK102 教室)
B-1 13:00~ 宮古語諸方言における前舌的な母音対応とその通時的由来
尹 熙洙 …………60
B-2 13:35~ ニックネームの接尾辞において「かわいい」音韻素性はいくつ必要か?
熊谷 学而 …………67
B-3 14:20~ 日本語における目的語位置での主語の記憶の想起:視線計測からの考察
江村 玲,磯野 真之介,小泉 政利 …………74
B-4 14:55~ 事象関連磁場M170に対する形態素分割と項構造の影響:脳磁図による研究
田中 陸,深見 伶那,梁井 一樹,山田 絵美,重藤 寛史,太田 真理 …………81
B-5 15:30~ カタカナ語の視覚的処理における迅速な音韻活性:閾下プライミングを用いた事象関連電位による検証
加藤 志織,程 レイ雅,熊 可欣,小泉 政利,木山 幸子 …………88
▼C会場(MK301 教室)
C-1 13:00~ 時制節を越えて移動する主語の特性について
北田 伸一 …………95
C-2 13:35~ 「太郎の」のような日本語の省略的NP再考
川口 颯午 …………102
C-3 14:20~ 日本語の動詞的名詞に対する副詞的修飾とイベント項
尾崎 慶,安井美代子 …………109
C-4 14:55~ Exhaustification and presupposition: Argument for weak negation
Yusuke YAGI …………116
C-5 15:30~ On semantics of two types of wh-exclamatives in Japanese: Interaction with predicates of personal taste
Katsumasa ITO,Shun IHARA …………123
▼D会場(MK302 教室)
D-1 13:00~ 類義の英語イディオム的構文と構成的形式の選択の動機-死に関連するイディオムを用いて-
稲生 秀俊 …………130
D-2 13:35~ 丁寧語の類型論
山田 彬尭 …………137
D-3 14:20~ 中国語母語話者の文末助詞の産出傾向—命題内容・性差・世代に応じた決定木分析—
宋 歌,木山 幸子 …………144
D-4 14:55~ Verb echo answer
u
in Taiwanese Southern Min
Tingchi WEI …………151
D-5 15:30~ 中国語の形容詞における原級と比較級の統語的区別
郭 楊 …………158
ポスター発表 11月11日(土)16:15~17:45
▼PA会場(MK201 教室)
PA-1 複合語地名の分布から見る連濁促進・抑制条件の地域差
平井 偉在耶 …………165
PA-2 ウクライナ語の狭母音化における中和現象
渡部 直也 …………172
PA-3 現代日本語の自然会話における母音の非語彙的な延伸の位置と切れ続き:形容詞の強調の場合
韓 旼池 …………179
PA-4 助数詞<つ>または<個>を用いて数えられている対象の特徴に関する分析—『日本語日常会話コーパス』を使用した実態調査—
山本 晃子 …………186
PA-5 児童詩における学年別の特徴の分析
加藤 恵梨 …………193
PA-6 中国語の「喝醉」構文の構造的多義性と逆行束縛
岳 昱澎,小川 芳樹 …………200
PA-7 The scattered deletion in Chinese unaccusative split argument constructions
Yelin GAO …………207
PA-8 VNスル構文の口語表現における格助詞省略
杉村 美奈 …………213
PA-9
that
痕跡効果の方言差について
末永 広大 …………220
PA-10 ラベリングと外在化の関わり
宮元 創 …………227
PA-11 ティディム語における音韻語の認定とその基準— [N+V] 動詞句と[N+V] 複合語からの考察—
周 杜海,チンガイリャン …………234
PA-12 A descriptive study of an indiscriminative NPI, “indeterminate-
bari
”, in Kagawa Japanese
Shiori IKAWA …………241
PA-13 3 層分裂 VP 構造に基づく動作主の表示―北海道方言ラサル構文を例として―
七条 乙衣 …………248
PA-14 文接続の類型論-等位接続と副詞節の間に潜む一般性の解明を目指して-
水野 庄吾 …………254
▼PB会場(MK202 教室)
PB-1 チュヴァシ語における部分構造:格標示と数の一致
菱山 湧人 …………261
PB-2 テシマウは本当に完了のアスペクト形式なのか
中谷 健太郎 …………268
PB-3 比較基準を表すカラ格についての一考察
松本 曜,氏家 啓吾 …………275
PB-4 日常会話コーパスにおける文末表現「~って」の使い分けと音調について—家族関係会話の事例を中心にして—
リスマ リスムラティ …………282
PB-5 ラップで韻を踏む語におけるアクセントの効果の実験的検討
有賀 照道,広瀬 友紀 …………289
PB-6 トルコ語の伝聞の接語=
(y)mIş
が持つ時制について
網谷 晃樹 …………296
PB-7 AUTHOR FOR WORKS再考
角出 凱紀 …………303
PB-8 事態における参与者の認知的際立ちと文処理のメカニズム—視覚世界パラダイムによる検証
菅谷 友亮 …………310
PB-9 日本手話(愛媛方言)において述語を形成する主要部に標示される行動RSについて
内堀 朝子,上田 由紀子 …………317
PB-10 日本語の「と」等位接続構造における投射の問題:統語と意味のインターフェイス
山田 敏幸 …………324
PB-11 日本語の文を先行詞とする「それ」の表層照応~項省略の観点から
笠井 源 …………331
PB-12 Tough構文主語の再構築と再統合
前澤 大樹 …………338
PB-13 ECM, raising-to-object, or none of the above? Pettiward’s (1998) challenge revisited
Yosuke SATO …………345
PB-14 トートロジーにおける評価的意味と譲歩性
小野 瞳,井原 駿 …………350
▼PC会場(MK203 教室)
PC-1 属格項認可条件:初期研究
新沼 史和,Lina BAO ,牧 秀樹,宮﨑 順大,漆原 朗子 …………357
PC-2 オリヤ語の名詞句において格標識が名詞と一致を示す
山部 順治 …………364
PC-3 中間的な強さの否定極性項目の認可子としての「~ 損なう」
長谷部 郁子 …………371
PC-4 屈折と派生の間にある韓国語の副詞化接辞「-i」-分散形態論による分析-
葉 晨傑 …………378
PC-5 身体部位の所有表現の形式の多様性とその表現の発達
松藤 薫子 …………385
PC-6 日本語関係節文の構造的曖昧性が統語的再解析に与える影響:事象関連電位による検討
野田 晏伎,深江 由衣,山田 絵美,太田 真理 …………392
PC-7 ブローカ・ウェルニッケ失語症話者のコーパスを用いた形容詞比較級の誤用分析
森田 早織,大関 洋平 …………398
PC-8 「イタダク疑問文」の行為主体判定に可能態は関係しているか
横林 美祝 …………405
PC-9 「くれる」「もらう」における相違―利益共有の観点から―
大園 雄也 …………412
PC-10 発表者の事情により、発表取り消しとなりました。
PC-11 補文標識と等位構造
森山 倭成 …………419
PC-12 日本語従属節における時制計算と未来の制限について
中村 ちどり …………426
PC-13 日本語のミラティブ標識「なんて」とその埋め込みについて
岡田 大和 …………433
PC-14 "BE + 他動詞" 完了の外在化条件に関する理論的分析
木村 一馬 …………440
PC-15 Reconciling the fixed wide scope of
dake
'only' and its association with focus
Kaito OZAWA …………447
ワークショップ 11月12日(日)10:00~12:00
▼ワークショップ1(A会場 MK101 教室)
W-1 統語・音韻部門におけるインターフェイス方略の性質について
企画者・司会者: 北田伸一 …………454
W-1-1 統語・音韻インターフェイスの観点から見る連結要素「の」の分布
北田伸一 …………456
W-1-2 The Doubly-Filled
v
P Filter and Repair by Obliteration: With a Focus on Indonesian
meN-
Yosuke SATO …………462
W-1-3 統語・音韻インターフェイスの観点から見る時制要素Tの具現形:英語とイタリア語を例に
土橋善仁 …………468
▼ワークショップ2(B会場 MK102 教室)
W-2 条件表現形式の談話機能:九州方言を中心に
企画者・司会者: 有田節子 …………474
W-2-1 談話資料から⾒る九州⽅⾔条件形式の分布
岩田美穂 …………476
W-2-2 宇佐・中津方言のテカラの周辺
江口正 …………482
W-2-3 長崎県藪路木島方言の「動詞中止形+助詞」による脱従属化の記述的研究
原田走一郎 …………488
W-2-4 条件節の脱従属化:順接仮定条件表現形式「ギ」を中⼼に
有田節子 …………494
▼ワークショップ3(C会場 MK301 教室)
W-3 宮古・八重山諸島のアクセント研究の新展開:その韻律単位と類型
企画者:新田哲夫 司会:松倉昂平 コメンテーター:中澤光平 …………500
W-3-1 南琉球の三型体系発見の持つ理論的意義 ―特に韻律階層に焦点を当てて―
松森晶子 …………502
W-3-2 南琉球宮古語池間方言における韻律的単位「韻律語」の特性
五十嵐陽介 …………508
W-3-3 動的音韻解釈からみた南琉球宮古諸方言の三型アクセント体系
新田哲夫 …………514
W-3-4 南琉球八重山語における三型アクセント体系のさらなる報告
セリック ケナン,麻生玲子 …………520
▼ワークショップ4(D会場 MK302教室)
W-4 言語類型論の諸問題に対する帰納的アプローチ ―『語学研究所論集』特集データを活用して―
企画者・司会:風間伸次郎 コメンテーター:山本恭裕 …………526
W-4-1 自他交替とヴォイスの相関についての類型論的考察
岡本進 …………528
W-4-2 アスペクトと動詞連続に関する類型的考察
風間伸次郎 …………534
W-4-3 とりたてに関する類型論的考察
小林剛士 …………540
W-4-4 連体修飾に関する類型論的考察
小林颯 …………546
次回大会のお知らせ
…………奥付