第157回 日本言語学会大会予稿集 目次
はしがき
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日本言語学会80周年記念特別公開シンポジウム(公開) 11月18日(日)13:20~16:40
▼ 日本言語学会80周年記念特別公開シンポジウム(公開)(百周年時計台記念館1階百周年記念ホール)
「新村出初代会長から80年―言語学はいま?そしてこれから?」
司会:吉田和彦(京都大学) …………1
S-1 「新村出とフィールド言語学」
千田俊太郎(京都大学)
コメンテーター:米田信子(大阪大学) …………2
S-2 「新村出と歴史言語学」
アダム・キャット(京都大学)
コメンテーター:小林正人(東京大学) …………10
S-3 「新村出と言語理論」
定延利之(京都大学)
コメンテーター:野田春美(神戸学院大学) …………16
口頭発表 11月17日(土)13:00~17:40
▼ A会場(文学部第1講義室)
A-1 13:00~ 現代中国語の2種類の複雑述語“来V”構文と“V来”構文の相違点
朱 茜 …………22
A-2 13:40~ 中国語動量詞が数える個体と集合イベント
王 丹楓 …………28
A-3 14:20~ 中国語の動詞重複分裂文におけるROOT移動仮説
胡 亜敏 …………34
A-4 15:00~ ベトナム語話者による日本語漢語理解における日越両言語の語彙使用頻度と音韻類似性の影響
ホアーン ティ ラン フォン …………40
A-5 15:50~ ハイブリッド言語としての黒龍江省朝鮮語
髙木 丈也 …………46
A-6 16:30~ 分裂文から見る日韓のコピュラの特徴
金 智賢 …………52
A-7 17:10~ 新聞における日・韓外来語の使用傾向
林 廷修 …………58
▼ B会場(文学部第2講義室)
B-1 13:00~ 再分析と依存要素間距離の交互作用 —自己ペース読文実験による検証—
岸山 健,広瀬 友紀,峰見 一輝,多田 明佳 …………64
B-2 13:40~ 形態統語的逸脱文に対する適応効果 —事象関連電位を指標として—
矢野 雅貴,諏訪園 秀吾,荒生 弘史,安永 大地,大石 衡聴 …………70
B-3 14:20~ Effects of the inferred affectedness factor in the next-mention preferences in Japanese
Kentaro NAKATANI,Shoko SHIDA …………76
B-4 15:00~ 単語埋め込みに基づくサプライザルのモデル化
浅原 正幸 …………82
B-5 15:50~ ジンポー語における動詞連続構文の制約
倉部 慶太 …………88
B-6 16:30~ チワン語龍茗方言における声調の変調 —2音節連続語を中心に—
黄 海萍 …………94
B-7 17:10~ ベトナム語の機能語của, sự, không, bịの文法化過程の検証 —16~19世紀の文献から—
鷲澤 拓也 …………100
▼ C会場(文学部第3講義室)
C-1 13:00~ 自得型テモラウ文の意味・用法について
朱 冬冬 …………106
C-2 13:40~ 受身・可能とその周辺構文によるヴォイス体系の対照言語学的考察 ―古代日本語とスペイン語―
志波 彩子 …………112
C-3 14:20~ 指示詞の有標的な用法 ―類型論の確立を目指して―
孟 鷹,大島 デイヴィッド 義和 …………118
C-4 15:00~ 「ビールに行こう」? ―移動の目的を明示する表現に関するチェコ語と日本語の対照
浅岡 健志朗 …………124
C-5 15:50~ 日本手話,台湾手話,韓国手話の語における意味の変化
相良 啓子 …………130
C-6 16:30~ 大阪泉州方言における「ら」の複数性
大島 一 …………136
C-7 17:10~ 宮古語の動詞形態論における拡張語幹:あるべきか,あらざるべきか
林 由華,ケナン・セリック …………142
▼ D会場(文学部第4講義室)
D-1 13:00~ 促音の知覚における先行母音・後続母音持続時間の影響:鹿児島方言若年層の場合
小林 祐貴,竹安 大 …………148
D-2 13:40~ 北琉球沖縄語伊江方言の破裂音
青井 隼人 …………154
D-3 14:20~ 出雲仁多方言の母音をめぐる音変化について
平子 達也 …………160
D-4 15:00~ 『リグ・ヴェーダ』の韻律における印欧祖語の喉音の反映と方言差
塚越 柚季 …………166
D-5 15:50~ 中国語・内蒙古語・モンゴル語の語頭閉鎖音におけるVOTの差異
植田 尚樹 …………172
D-6 16:30~ An interaction between voicing and tone in Dränjongke fricatives
Céleste GUILLEMOT,Seunghun J. LEE …………178
D-7 17:10~ Accentuation in Tokyo and Kyoto Japanese: Toward a unified account
Yu TANAKA …………184
▼ E会場(文学部第6講義室)
E-1 13:00~ スロッピー解釈の三つの出自
森山 倭成 …………190
E-2 13:40~ 前置詞残留からみる削除現象の派生
臼井 悠香 …………196
E-3 14:20~ Argument Ellipsis of Focused Phrase
YAMASHITA Hideaki …………202
E-4 15:00~ Leftward and rightward clause movement in Mongolian
Shulun,Hideki MAKI,Megumi HASEBE,Lina BAO,Yuta SAKAMOTO …………208
E-5 15:50~ 東京方言における主格属格交替現象と総記のガに関して
佐久間 篤 …………214
E-6 16:30~ 日本語のwh構文の考察: 島の制約とwh句の構造
中島 優 …………220
E-7 17:10~ 敬語表現の統一的説明に向けて
大野 公裕 …………226
▼ F会場(文学部第7講義室)
F-1 13:00~ 線条的類像性 ―認知類型論的アプローチ―
鍋島 弘治朗,堀江 薫,水本 篤,プラシャント・パルデシ,ジェプカ・ラファウ,北野 浩章,堀口 大樹,古本 真,オ・ヨンミン,エルチュルク・ダムラ …………230
F-2 13:40~ 日本語オノマトペの統語転換現象に対する認知言語学的アプローチ ―副詞・動詞・形容動詞が名詞になる場合―
朴 智娟 …………234
F-3 14:20~ Typo, thinko, scanno:エラーを表す-oの記述
萩澤 大輝 …………240
F-4 15:00~ 英語の
better off
構文について
大谷 直輝 …………246
F-5 15:50~ インターフェイスにおけるラベルの働きについて
林 愼将 …………252
F-6 16:30~ 他動詞虚辞構文と主語倒置構文:ラベル付けを排した素性一致理論による分析
岡 俊房 …………258
F-7 17:10~ Can “determinacy + PIC” explain descriptions of remnant movement asymmetries?
Hisatsugu KITAHARA,Samuel D. EPSTEIN,T. Daniel SEELY …………264
▼ G会場(総合研究2号館第8講義室)
G-1 13:00~ 不定代名詞束縛における再構築効果ととりたて詞「も」の分析
片岡 恋惟,大野 公裕 …………270
G-2 13:40~ ノとコト再考: 主文述語の新たな意味分類に向けて
山田 彬尭,窪田 悠介 …………276
G-3 14:20~ 前提投射の実例のツリーバンクによる検索
窪田 悠介,峯島 宏次 …………282
G-4 15:00~ 所有を表すhave gotにおける発話行為性
日高 俊夫,今西 真弓 …………288
G-5 15:50~ Sublexical modality in permission and obligation causative
YAGI Yusuke …………294
G-6 16:30~ A contrastive study on the asymmetry of nominative and accusative case drops in Japanese and Korean
YU Shaoyun,TAMAOKA Katsuo …………300
G-7 17:10~ What ‘
-nakereba naranai
’ should and must be
Shun IHARA …………306
▼ H会場(総合研究2号館第9講義室)
H-1 13:00~ アミ語の -ay における名詞,動詞,認識モダリティの関連
今西 一太 …………312
H-2 13:40~ オリヤ語における,2つの人称・格制約
山部 順治 …………318
H-3 14:20~ ペルシア語の焦点構文におけるコピュラの生起制限
野元 裕樹,大久保 弥 …………324
H-4 15:00~ クプサビニィ語の名詞の定性の区別:Dryer の定性の標識の類型論的枠組みでの分析
河内 一博 …………330
H-5 15:50~ ケチュア語アヤクーチョ方言の示差的格標示が示す対比性
諸隈 夕子 …………336
H-6 16:30~ トゥバ語における疑問詞疑問接辞の否定文での用法:egophoricityからの説明
江畑 冬生 …………342
H-7 17:10~ ドゥンシャン語のコピュラにおける共時的考察
外賀 葵 …………348
ワークショップ 11月18日(日)10:00~12:00
▼ ワークショップ1(文学部第1講義室)
W-1 移動経路の種類とそのコード化:通言語的ビデオ実験による移動表現の類型論再考
企画者・司会者:松本 曜 …………354
W-1-1 フランス語移動表現における経路表示と類型論
守田 貴弘 …………356
W-1-2 クプサビニィ語とシダーマ語における通言語的傾向と類型タイプの現れ
河内 一博 …………362
W-1-3 タガログ語移動表現の経路表示
長屋 尚典 …………368
W-1-4 タイ語移動表現の経路表示
高橋 清子 …………374
▼ ワークショップ2(文学部第3講義室)
W-2 叙述類型論の諸問題
企画者:岩男 考哲,益岡 隆志
司会者:益岡 隆志 …………380
W-2-1 属性の起源
三原 健一 …………382
W-2-2 「評価属性」をめぐって
岩男 考哲 …………386
W-2-3 属性叙述におけるテンス・アスペクト体系
鈴木 彩香 …………392
W-2-4 複合語形成における事象から属性へのシフト ―「X+動詞連用形」型複合名詞を中心に―
由本 陽子 …………398
▼ ワークショップ3(文学部第4講義室)
W-3 名詞構文を巡る諸問題
企画者・司会者:江口 清子 …………404
W-3-1 ハンガリー語の所有接辞について
江口 清子 …………406
W-3-2 日本語同格名詞句から見る名詞句の機能について
眞野 美穂 …………412
W-3-3 シンハラ語の名詞補文節について
岸本 秀樹 …………418
▼ ワークショップ4(文学部第6講義室)
W-4 日本語の呼びかけイントネーション
企画者・司会者:窪薗 晴夫 …………424
W-4-1 東京方言の呼びかけイントネーション
溝口 愛 …………426
W-4-2 鹿児島方言と甑島方言の呼びかけイントネーション
窪薗 晴夫 …………432
W-4-3 小林方言の呼びかけイントネーション
平田 秀 …………438
ポスター発表 11月18日(日)11:30~12:50
▼ ポスター発表(文学部第5~7演習室)
P-1 西夏文字における,いくつかの左下要素の筆画について
荒川 慎太郎 …………442
P-2 日本語量化詞「ほとんど」の疑似量化解釈-ガーデンパス現象による実証的検討-
井上 雅勝,藏藤 健雄,松井 理直 …………448
P-3 伊平屋方言の動詞・形容詞のアクセントについての考察
カルリノ・サルバトーレ …………454
P-4 発表取り消しとなりました
次回大会のお知らせ
…………奥付