第155回　日本言語学会予稿集　目次

Formal Approaches to Subjectivity and Point-of-View
理論言語学が解き明かす主観性と視点   
Chair/Organizer: Takeo Kurafuji

S-1 Counterstance Contingency: A Pragmatic Theory of Subjective Meaning   

Christopher Kennedy and Malte Willer …………1

S-2 The Logophoric Hierarchy as Seen from the Point-of-View Projections   

Taisuke Nishigauchi…………11

S-3 Modal Questions and Point-of-View Shift in Korean and Japanese   

Yukinori Takubo and Masahiro Yamada …………18

A-1 13:00～ 状態性と事態解釈：アルタ語（フィリピン）に見られる非動作動詞   

木本 幸憲…………23

A-2 13:40～ フィジー語の発言動詞の補文節について   

岡本 進…………29

A-3 14:20～ ブルシャスキー語スリナガル方言で再構成され出した名詞クラス   

吉岡 乾…………35

A-4 15:00～ スワヒリ語マクンドゥチ方言の記述から浮かび上がる *-mala「終わる」の文法化のプロセス   

古本 真…………41

A-5 15:50～ ベトナム語の分裂文に関する研究   

讃井 綾香…………47

A-6 16:30～ 焦点表示と焦点関連表現の関係：グイ語の場合   

大野 仁美…………53

A-7 17:10～ 分裂構文と疑似分裂構文の区別と使用における前提：シダーマ語の事例からの考察   

河内 一博…………57

B-1 13:00～ クルフ語の自発使役構文   

小林 正人…………63

B-2 13:40～ アラビア語チュニス方言のモダリティ表現と主題人称   

熊切 拓…………69

B-3 14:20～ アゼルバイジャン語・トルコ語と可能表現   

青山 和輝…………75

B-4 15:00～ 保安語積石山方言の三人称代名詞   

佐藤 暢治…………81

B-5 15:50～ アルメニア語の不定詞による名詞修飾の機能―日本語との対照を通して―   

クロヤン ルイザ，堀江 薫…………87

B-6 16:30～ 中古日本語における動詞とアスペクト助動詞との接続相補性の再評価   

廉田 浩…………93

B-7 17:10～ Shift-together in Burji   

Sumiyo Nishiguchi…………99

C-1 13:00～ エスキシェヒル・カラチャイ語のアクセント―チュルク諸語のアクセント類型論を視野に入れて―   

菅沼 健太郎，藤家 洋昭，アクバイ オカン ハルク…………105

C-2 13:40～ 印欧祖語 *?i? から共通スラヴ語 yへの変化における二重母音のエッジ効果   

大山 祐亮…………111

C-3 14:20～ イロカノ語の音節構造と母音・子音の相互作用   

山本 恭裕…………117

C-4 15:00～ コイサン諸語における器質性構音障害の症例：軽度舌小帯短縮症のグイ語話者によるクリック子音音素の発音   

中川 裕，宇野 園子…………123

C-5 15:50～ ポケモンのネーミングにおける母音と有声阻害音の効果   

熊谷 学而，川原 繁人…………127

C-6 16:30～ 定量的な観点から見た上海語の変調域   

髙橋 康徳…………133

C-7 17:10～ 中国語母語話者による日本語語頭破裂音の生成 ―子音の調音位置・地域差とVOTの関係―   

王 凰翔…………139

D-1 13:00～ 日本語を母語とする子どもの所有文の習得について   

松藤 薫子…………145

D-2 13:40～ 日本語学習者にみるフォーカスの韻律的特徴   

藤森 敦之，吉村 紀子，遊佐 麻友子，中山 峰治…………151

D-3 14:20～ 移動表現における着点の有無：通言語的実験研究   

江口 清子，吉成 祐子，眞野 美穂，アンナ・ボルジロフスカヤ，松本 曜…………157

D-4 15:00～ 二重対格制約の心理的実在に関する実験研究   

佐藤 俊樹，玉岡 賀津雄…………163

D-5 15:50～ Only in syntax: Syntactic derivation of lexical compounds in Japanese   

Koji Shimamura and Takayuki Akimoto…………169

D-6 16:30～ On the (Ir)regularity of Dunan Verbal Morphophonology   

Brent de Chene …………175

D-7 17:10～ How many times is the action repeated? An analysis of semelfactive interpretations based on the combination of the verb and its object   

Shoko Shida and Kentaro Nakatani…………181

E-1 13:00～ チェコ語の所有動詞 mit が表す「学校がある」について   

浅岡 健志朗…………187

E-2 13:40～ 「自分」の再帰用法と述語の意味制約   

小薬 哲哉…………193

E-3 14:20～ 中国語動量詞の適用とイベント構造   

王 丹楓…………199

E-4 15:00～ 中国語の時間認識について－「左」「右」を伴った新たな時間表現を中心に―   

鄭 新爽…………205

E-5 15:50～ There comes 時間表現構文の意味機能と否定文との関わり   

三野 貴志…………211

E-6 16:30～ 英語の単数形可算名詞と「度量の属格」：HPSG による分析   

前川 貴史…………217

E-7 17:10～ 英語の不定詞関係節とbe to不定詞について   

西前 明…………223

F-1 13:00～ ノダ文：命題の性質   

蒲地 賢一郎…………229

F-2 13:40～ 現代韓国語の「-n kes-ita」文の「主題－解説」構造と意味解釈プロセス   

李 英蘭…………235

F-3 14:20～ 事態関係の典型性と事態関係の客体化について －テ形接続に見られる「逆接」の意味に着目して－   

松浦 幸祐…………241

F-4 15:00～ 「よく食べる」構文における「が/を」交替の検証   

平田 裕…………247

F-5 15:50～ Vテイク・Vテクルにおける多義性と再分析   

日高 俊夫…………253

F-6 16:30～ 統語的意味合成と語彙的意味合成   

工藤 和也…………259

F-7 17:10～ 統語的複合動詞の分類再考   

大野 公裕…………265

G-1 13:00～ 反対の意味解釈がなされる日本語命令文の研究   

浅野 真菜…………229

G-2 13:40～ 活性化を用いた手続き的意味：日本語の談話標識「なんか」の事例研究   

楊 ?淇，上田 雅信…………234

G-3 14:20～ 「だけ」の項削除   

森山 倭成…………240

G-4 15:00～ 主要部削除と日英語の属格複合語   

大久保 龍寛…………246

G-5 15:50～ The locus of uncertainty and commitment in speech acts: comparing daroo and wohl   

Lukas Rieser …………252

G-6 16:30～ 終助詞における義務的含意と前提の最大化   

井原 駿…………258

G-7 17:10～ 日本手話の「列挙浮標」 (List Buoys) について   

浅田 裕子…………264

H-1 13:00～ 日本語における例外的格付与構文と複合名詞句内に含まれた照応形への束縛に関する研究   

田儀 勇樹…………270

H-2 13:40～ 「も」の解釈への統語論的アプローチ?累加と全称を中心に?   

榎原 実香…………276

H-3 14:20～ 変化内在関係節の再考察   

澁谷 みどり…………282

H-4 15:00～ 日本語受動文における「られ」と「に（よって）」句の範疇と統語的位置   

片岡 恋惟…………288

H-5 15:50～ 古代日本語における無生物主語の受身文について   

林下 淳一，後藤 睦，金水 敏…………294

H-6 16:30～ 対比のハの否定極性について   

井戸 美里…………300

H-7 17:10～ 属性叙述受動文の描く世界   

三原 健一…………306

W-1 音韻部門における回帰的併合   

企画者・司会者: 那須川 訓也…………310

W-1-1 回帰的併合と強勢   

時崎 久夫…………312

W-1-2 非時系列的音韻論における局所性と方向性   

高橋 豊美…………318

W-1-3 線形順序を排した英語軟口蓋音軟化の分析   

大沼 仁美…………322

W-1-4 一値的音韻素性を対象とした回帰的併合   

那須川 訓也…………328

W-2 チベット・ビルマ語派における「方向接辞」の諸相   

企画者・司会者: 荒川 慎太郎…………334

W-2-1 西夏語とムニャ語の方向接辞   

荒川 慎太郎，池田 巧…………336

W-2-2 ダパ語とギャロン語における方向接辞の対照   

白井 聡子，長野 泰彦…………342

W-2-3 ティディム・チン語とジンポー語における方向接辞の対照   

大塚 行誠，倉部 慶太…………348

P-1 Subjects of Stative Predicates in Prenominal Sentential Modifiers in Mongolian   

Yiliqi，Hideki Maki，Lina Bao and Megumi Hasebe…………354

P-2 愛媛県大島宮窪地区の村落手話（地域共有手話）における二種類のタイムライン   

矢野 羽衣子，松岡 和美…………360

P-3 日本語を母語として獲得する幼児のTPについて：動詞語幹・活用語尾・主格に注目して   

團迫 雅彦…………366

P-4 日本語オノマトペの心像性における母語話者と非母語話者の差異   

馬 瓊，木山 幸子…………368